総監督の小言log 〜伝統と新時代〜
- 湧朔 田中
- 3月1日
- 読了時間: 3分
皆様。日頃よりお世話になっております。
習志野JEAGER 総監督の田中湧朔です。

先日のViVA ACADEMYさん主催の御殿場合同キャンプを持って、3年生の帯同する遠征が全て終了しました。
辛く、苦しい期間が長いように感じた3年間だったと思います。
そこは若い指導者が多いこのチームの致し方ないところかと…
しかし、申し訳なさが馴染む今日この頃です。
高校入試も全て終了し、結果を待ち望むばかりです。

受け継がれる思い。
これは、人間が形成する集団で当たり前にあるものだと、私は感じています。
JEAGERに人が集まることも必然的であって、理由がなければここまでチームとしての確立されたポリシーが出来上がらなかったと感じます。
今年度卒業する3年生には、感謝と畏敬の念しかありません。

今年の3年生の活躍もあって、3年目のJEAGERはとにかく忙しいと感じる年です。
今の3年生がいるからJEAGERに来た。
面白そうだからJEAGERに来た。
様々な思いがあって来てくれたのが、今の所属生でした。
本当にありがとう。

そして、JEAGERも代が変わり、新チームとなりました。
今まで3年生に頼り切っていたことも、自分たちでやり切らなければならない難しさを感じている2年生。
後輩ができることに不安を覚えている1年生。
それぞれの不安要素が入り混じる中、新チームで2大会を戦って参りました。
自分たちの実力の無さ。経験の無さ。
それらを特に実感することができたと思います。
大きな背中を追いかけてた子達が、今度は追われる側に立つわけです。仕方がありません。
では何をするか。
意識高く常に上を求める。
これしかありません。

強い相手に引けを取らずに戦って来た3年生を超える存在にならなければなりません。
中学生には少々荷が重いでしょうが、形になり始めた伝統を守り抜かなければ、その先の未来はありません。
新1年生も2名しか入部が決まっておらず、このチームを存続させるには、今が鬼門となっています。
今回のテーマは、伝統と新時代。
まさに、代替わりのこの時期です。
強いチームであり続けるためには、このタイミングでチームのスタイルを再確認する必要があります。
選手の前に、1人の人として。
尊敬される人になれるべく、尊敬されるチームになるべく、所属生たちは日々練習を重ねております。

目標は常に全国制覇。
ただ、口だけで言うのは簡単です。
結果を残すために、今、何をするか。
もう1分1秒も無駄にできません。
千葉を代表するチームになれるよう、これからも邁進していきます。

さて、御殿場キャンプでは違うチームの指導者に教わる練習合宿でした。
会場の設備もよく、外にはビーチコートもありました。
普段とは違う経験ができ、所属生たちにとってとても良い経験ができたのではないでしょうか。
JEAGERは特にクラブチームとの繋がりを大切にしております。
その縁あってか、今では東日本の各地を飛び回り、熱戦を繰り広げようとする毎日です。
年々大きなチームになっていくJEAGERですが、そもそもは部活動地域移行の受け皿として、バレーボールの競技普及を目的として立ち上がったチームでした。
もちろん、部活に変わる存在として人格形成も活動目標として掲げ、所属する指導者たちも指導に携わっています。
今後も子どもたちの選択肢にバレーボールがある時代を続けていくために、ジュニアチーム始め、様々な関係者の方々にはご協力頂ければと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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