総監督の小言log 〜勝敗より成長度〜
- 湧朔 田中
- 2025年8月4日
- 読了時間: 3分
だいぶ間が空いての投稿となりました。
お世話になっております。
習志野JEAGER総監督の田中です。
さて、この夏までで主要大会を終え、中学校は新チームに切り替わる時期となりました。
JEAGERは、これまでの各大会で惜しくも敗戦する場面が多々あり、選手たちも少しずつ自信が無くなってきたように見えてきました…
結果として出てくるものだけあって、敗け=失敗と捉えるのは致し方ないことなのかなと感じます。

ただ、結果が出なかったのは指導者の責任であるとも思うのです。
選手たちがベストパフォーマンスで戦えるような練習計画だったのか。
対戦相手の情報をまとめ上げ、勝ちにつながる戦略を練っていたのか。
要因をあげようと思えばキリがありません。
実際に戦うのは選手たちですから、組み合わせが決まってからの間で、どれだけ準備ができるかにかかっていると思うのです。
どんなに練習を厳しくしたって、難しくしたってやることは変わりません。
とにかく、考えることを止めないことが大切なのです。

もちろん。勝敗が全てではありません。
実際に、総体ではこんなことが起きました。
2日目の準決勝。
第一セットを落とし、後がない第二セット。
試合中盤まで5点リードで進めた場面。
キャプテンでセッターの選手が攣ってしまい、戦線を離れる事態になってしまったのです。
ここで投入されたのは、これまでOHとして出場していた選手です。
普段セッターなんてやったことがなく、日々のオーバーパスや練習の最後に行うバックアタックの乱打でトスを少し上げていたのみで、本格的に"司令塔"と呼ばれる立場になったのはその時が初めての選手でした。
大丈夫かな…
本人もそう考えていたのだと思います。
ただ、こっちの心配を差し置いて…
普通に平行をあげるんです。
ベンチも観客も驚いて、えーーー!?と声が上がる事態。
でも、それだけ驚かれる球質で上がったトスをエースが見事に打ち切り、試合の流れを元に戻すことが出来たのです。
まさか、一本目でここまでのトスを上げられるとはだれも思わなかったですから、そのような反応が出たのだと思います。
本人に聞くと、「いつどのポジションで起用されても戦えるように準備してました!」と、自信満々の笑顔を浮かべました。
それだけ試合に出たいと言う気持ちが強く出ている選手のようには見えなかったからか、もっと色々やらせてあげればなと思うばかりで…

このような出来事は、他のチームでもそうないことだと思います。
だからこそ、勝敗よりも成長度を見ることが、指導者として大切なことなのではないかと言う結論になるわけです。
成長に気づかなければ、その選手たちにその先の未来はない。
そして、その未来を預かっている指導者にはそれに気づかなければならない責任がある。
こういったことができる指導者というのが、いい指導者と呼ばれる人たちなのではないでしょうか。





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